対局振り返り#54
重要局面2つ。
1. 対雁木。後手。どう決めるかというところで、38飛を中心に考えていたが、48銀と合駒されてどうもはっきりしない...。こういう場合、39飛とあえて王手せずに打つのが一案。天彦永瀬戦を思い出す。こうした方が受け方が難しく、放置されても49角などで手が続く。あえて王手せずに飛車をずらして打つというテクニック。

2. 角換わり腰掛け銀。後手。

ここで77歩が手筋。同金なら9段目の飛車打ちが厳しくなる。同桂ならそこで96桂と放り込み寄せに行ったときに、明らかに玉の逃げ道が塞がっている。同玉なら59角の筋。68金とかわすなら、59角と攻め続けるか、28(9)飛で2筋を受けながら攻めるか。
もうひとつ、この場面で重要なこととして、銀を取り合ったあと、23銀と打たれた時に、33金と引くのは、むしろ攻めが早くなっている。22飛、32銀となると、36桂が厳しい。つまり、23銀には、受けない方が相手の攻めが遅いわけである。32飛があるので最初から考えなかったが、51玉と逃げて、桂だけならまだ保つ。実戦としては、上図の局面で攻めて、2筋から迫ってくるのを、29飛が王手になるようにして対処する、という展開になる。
いずれにせよ、飛車を打たれても51玉で逃れている形、34の金を狙われるのは実はそこまで迫られていないということを確認したい。